
田舎などにある水がたまった大きなタンクや水槽は、近隣で火災が起こったときに使うために置かれています。
ためてある水は雨水の場合が多くて放置をしていることによって汚くなっていることがありますが、それでも火を消す役割は果たしてくれます。
そのような水槽は防火水槽といわれますが、近くに水道や川など水を惹くことができないような場所に設置されています。
消防車が運んできた水だけでは不十分で、近くに水源がないときは水槽にたまった水が役に立つのです。
それでも足りないことがあるので、防火水槽はできるだけ大きなサイズにすることが望まれます。
石川県に本社があり昭和32年に設立された「タマダ株式会社」は、地下タンクや防火水槽の設計・製造を事業とする会社です。
タンクは従来スチールでできたSS二重構造でしたが、平成5年に消防法が改正されてから、タマダ株式会社はスチールと繊維強化プラスチックを使った外殻をもち、漏洩探知装置も組み込まれた新しいタンクを作りました。
「SF二重殻タンク」という製品ですが、製造過程がライン化したために価格設定が安くなり、ピット室を使わずに直接埋めることができるので工期が短縮され工事にかかる費用も安くなったことで経済的にメリットがある製品です。
また材質である繊維強化プラスチックの弱点を補強して頑丈な地下タンクにしたことで、阪神大震災にも耐えたほど安全性は高いです。
さらに内側もすべて検査していて、加圧や減圧状態での検査も行っていて品質管理も万全であることが新製品の強身となっています。